2011年5月20日金曜日

ドイツは原発への「飛行機墜落も考慮」

518日の新聞報道によるとドイツ政府は原子力発電所に対する飛行機の墜落の可能性も考慮して、「脱原発」への政策転換を図ってゆくそうである。
日本でも原発導入当初には導入に対して賛否議論の過程に、原発への隕石の衝突の可能性を論じたと子供の頃、聞いた記憶がある。
ドイツには現在17基の原発が存在する。 福島原発事故直後から1980年以前に稼働した7基は3カ月間の運転停止を決定した。 対策を検討するためと言う。 安全性を新たに検討している専門家委員会はその7基のうち4基は小型機墜落に対しても防護基準を満たしていない。 1980年以降のより新しい原発も含めた13基も、大型機墜落への安全性は充分でないという。 専門家委員会はそのような主旨の報告書を環境相に提出したという。
ドイツ政府は今後、「脱原発」のスケジュールを決めるにあったって、原発が飛行機の墜落に対して、安全性を確保しているかどうかを考慮するそうである。 墜落への安全性の不十分な原発は廃炉の可能性が高いようである。
地震や津波のみならず、航空機などの飛行隊落下の可能性まで検討するとは素晴らしいことである。
 

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