葛飾区金町浄水場
3月23日に東京都水道局の葛飾区金町浄水場の水道水が福島第一原発事故の影響で大きな問題を提起した。 乳児の摂取制限を超える放射性ヨウ素が1キログラム当たり210ベクレルを検出した。 食品衛生法に基づく幼児の飲用に関する暫定的な指標値は放射性ヨウ素(ヨウ素131)で100ベクレル/Kgであった。
その結果、関係地域のゼロ才乳幼児に急遽24万本のペットボトルが配布されたり、都内のスーパーマーケットでは大震災直後に続いて再び飲料水が買い占められたり大騒ぎとなった。
しかし、その後テレビや新聞には飲料水の情報はない。 問題はないのであろうと思ったが、パソコンに向かっていたら、問題は無いという情報が有った。
その結果、関係地域のゼロ才乳幼児に急遽24万本のペットボトルが配布されたり、都内のスーパーマーケットでは大震災直後に続いて再び飲料水が買い占められたり大騒ぎとなった。
しかし、その後テレビや新聞には飲料水の情報はない。 問題はないのであろうと思ったが、パソコンに向かっていたら、問題は無いという情報が有った。
金町浄水場の上水分析値
出典が見つからないが、WHOやドイツ、アメリカの基準値が記載されていた。 これらと比較すると、日本の指標値は恐ろしいほど高い数値である。単位のベクレル/Kgとベクレル/Lは殆ど同じである。
いわき市の女性の母乳1キログラムから放射性ヨウ素3.5ベクレル、放射性セシウム2.4ベクレルが検出され、茨城県の女性5人と千葉県の女性1人の母乳から放射性ヨウ素2.2~8.0ベクレルが検出されたという。
但し、乳児の健康には影響ないと考えられると発表されている。 上記の(表2)は飲料水であるが、それと比較すると7人の母乳中の放射性物質は無視できないのではなかろうか。
また、7人の女性の母乳中の放射性物質はどこから侵入したのであろうか。
母乳源はそれほど以前に体内に取り込まれたとは思えない。 せいぜい10日以内だろう。
水道水や野菜類と乳製品ではなかろうか。 水道水は本当に問題ないのだろうか。
5月2日の新聞記事で、福島県郡山市の下水汚泥に高濃度の放射性セシウムが存在することが報道されている。
調査は4月30日であり、下水汚泥1Kg当たり2万6400ベクレル、下水処理施設で下水汚泥を燃焼処理した「溶融スラグ」1Kg当たり33万4千ベクレルのセシウムが検出されたという。 スラグ中の数値は3月11日の大地震前の1600倍であるという。
郡山市では1日に汚泥が80トン発生する。 70トンは郡山市の処理施設でスラグ2トンになり、残り10トンはセメント会社へ搬出されたので、県が追跡調査している。 また、セメント会社への搬出は当面の間休止したという。 福島県には別に22の処理施設が有るという。 県は下水処理施設を所管する国交省や原子力安全・保安院などと協議している。
東日本の自治体に対しも汚泥中の放射性物質濃度計測や汚泥焼却時の放射性物質拡散状況調査などのも取り組むという。
下水汚泥に含まれている放射性物質は相当な数値になるであろう。
汚泥中の放射性物質発生の原因は地表面の放射性物質が降雨によって下水ルートへ流入し、下水処理過程で濃縮されたのであろうと推測している。
汚泥処理で河川への流入や燃焼時の大気拡散も有るだろうし、セメント会社の処理でセメントに混入して全国に拡散されないように、良く管理して欲しいものである。
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