2011年8月29日月曜日

甲子園・高校野球決勝戦選手の出身地


今年の甲子園で闘われた高校野球は東日本大震災によって開催も危ぶまれたが、どうにか無事終了した。
被害は少なかったが、青森県から予選を勝ち抜いた光星学園が決勝戦まで勝ち抜いたが、競合・日大三高には大差で惨敗した。 それでも青森県民や東北地方の野球ファンには大いに熱の入った応援が出来たのではなかろうか。

しかし、決勝戦が行われた3日ほど日が経つと、大会でベンチ入りした選手3人が昨年の冬休みに帰省中、飲酒したことが発覚した。 学校と高校野球連盟の処分はここでは省略するが、残念である。

しかし、不思議なのは、光星学園は青森県八戸市の高校で有るが、ナインの出身地は和歌山県と沖縄県が一人ずついるが、残り7人は全て大阪出身である。 
監督が大阪出身で、東北の大学出身であるからその影響も有ると思われるが、東北を代表するこうこうであると考えにくい。
以前聞いた話であるが、山陰の甲子園出場校は大阪や兵庫県出身の選手が多いと知った。
それに対して日大三高は東京都町田市に有り神奈川県にも近い。 ナインの内訳は東京都4人、神奈川県4人、千葉県1人であるから常識の範囲である。

甲子園出場のための高校野球予選選抜戦にも国会議員の一票格差に似た現象が有る。 島根・富山・岩手・青森県などは甲子園を目指す高校の男子学生数1000人当たり3.663.44校が予選選抜戦に参加している。
それに対して、大阪府・東京都・埼玉県などは1000人当たり1.661.77校が参加している。 すなわち、島根県などは大阪府などより、男子高校生数当たりでは出場し易さは2倍である。
大阪や東京などの選手は男子生徒当たり出場校数の多い県の私立高校などへ集団留学すれば甲子園へ出場し易いことを示している。
甲子園で勝ちぬき戦績を高めればプロ野球選手への夢も叶えられ易いということの一例が光星学園ということかも知らない。
人間形成上も高校生までは極力両親のもとで教育を受けるのが自然ではなかろうか。 主催者である朝日新聞社も再考する必要があるのではなかろうかと思う

0 件のコメント:

コメントを投稿