2011年4月15日金曜日

コピー食品 人造イクラと人造肉

これが「人造イクラ」

もう20年も前のことであったが、ながいお付き合いを続けている知人Tがから聞いた話で、「人造イクラ」と「人造肉」の話を聞いて驚いたことが有る。 
「人造イクラ」を知っていますか、との問いに勿論知らぬ旨を伝えると、現に市場に存在するという。
「天然イクラ」との識別法は熱いさ湯中に入れると白濁するのに対して、「人工イクラ」はあまり変色しないとのこと。 
「人工肉」は例えば植物系の材料を人造繊維の様にノズルという細い丸い穴の開いた円錐状の「ロート」から引き抜いて「人造肉」の繊維を作り、目的の形状に加工するのだそうである。 ファミレスなどのハンバーグの中にある比率で混ぜ合わせると歯触りが良くなるらしい。 混ぜ合わせないとウェットなんだそうだ。

知人Tから聞いた話を食品問屋をしている中学校時代の同級生Sに話したことが有ったのなのだろう、同窓会が有った翌朝の朝食の時にその同級生Sとテーブルが隣り合った。  突然Sが指さしてこの皿の食べ物は何か判るかと質問した。 茶褐色の23センチ程のサイコロ状のものである。 特に判らないと答えると、「人工肉」だという。 チョット抵抗感も有ったが、口へ運んだ。 特に違和感も、舌触りも異様さを感じなかった。
ハンバーグやその他で無意識で何度も食していたのだろうが、これが「人工肉」であると認識して食した最初だった。
「人工イクラ」に関しては、イクラを食べる機会があった時、イクラの粒23程を熱いお茶中に入れて変色具合を観察したが、だいたい白濁化したように記憶していた。

昨年の秋に小学校の友達たちと北海道へ旅行した。 昼食に新鮮なイクラが出された。 隣席の友達にそんな話をしながら、近くに有った大きなやかんからさ湯を茶碗に入れ、イクラを3粒ほど入れて注視していたが殆ど変色しなかった。 隣の友達も殆ど変色しないですねという。 茶碗に入れた湯の温度はかなり高いと思った。 そのイクラを食べたが、普段食べるイクラと味も、舌触りも殆ど同じだった。
北海道でもイクラの産地であるという観光地である。 ただし、費用の安いパック旅行だからだかなと思った。

週刊誌『週刊新潮』217に号に「デフレでも30兆円産業 外食の地雷源」という記事に目が止まった。 詳細は本誌を参照して頂きたい。 
ある外食チェーンで「成型肉」が主体のランチが年間4000万食出ているという。 次の記事は「乳廃牛」や外国の安い牛の赤身などに特殊な細工をすると「霜降り」に変身できるそうである。 「霜降り加工肉」は年間約6000トン出荷されているという。 一食分を150グラムとすると4000万食であるという。 少なくない量である。
その他には回転寿司などの各種ネタの「偽装魚・代用魚」事例やネタ用調味料。 「フライドポテト」「ポテトチップス」「ビスケット類」などの製造に使用する「トランス脂肪酸」などは、海外では発がん性の疑いが有るとして使用規制や表示義務などが制度化されているのに対して、日本は進捗が遅いらしい。

こんな記事に接したので、例の如くパソコンをたたいていたら、「コピー食品」という項目があり、そこには約20食品程の説明が出ている。 今後、外食やスーパーなどの食品売り場でこの品は止めよう、この商品を買うときは「商品説明」をよく読もうなどと言っていたら、買い物も進まないことに気付いた。
しかし、もう一度パソコンをたたいて「人造イクラ」を調べたら次の様に出ていた。

また、「新潟大学工学部 人造イクラの作り方」というのも有った。 過去には学校の「科学又は理科」などの実験指導などもしていたようであった。 世の中は進んでいる。

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