Blog110401苗字で「四月一日」は何と読む?
それよりは西洋かぶれなのか、社員や親子などは「四月一日」と言うと「エープリルフール」で同相手をだまそうと考えたりする。 気お付けない一日である。
今日はそのたぐいのお遊びである。
“四月一日“を苗字(名字)であれば、何と読むか?
正解は次回のブログの最初に致します。
日本では1868年に明治の世となり、明治元年の初めに「戸籍法」が制定された。 それ徳川時代以前は皆さま良くご存じのように、「士農工商」の身分時代は皇族や公家以外に士族と庄屋、名主は「苗字」の使用を許されたが、1870(明治3)年に「平民」に苗字使用を許した。 翌年に「戸籍法」を制定し、1872(明治5)年に初めての戸籍調査を実施したが、まだ精度は悪かった。 人口は約3千3百万人であり、平民は「新平民」と区分されたが約3千83万人であり、「旧士族」以上は約2百17万人であった。 「新平民」は比率で約93%であったが、その人達が「苗字」を登録したのである。 ただし、商人、工人や豪農などは便宜上「苗字」や「屋号」を使用していたものも多かったようである。
その時の「苗字」の登録に特徴が有ったらしい。 士族の供、庄屋・名主や豪農に仕えていた人はその主人の許可を得て、その「苗字」を名乗ったり、大きな川沿いの人は「○川」としたり、地名を利用したという。
みな、いろいろ考えたが、将来に「苗字」がどういう意味をもつかを理解出来なかったものも多かったそうである。
そのような過程で派生した「苗字」であるが、最初の“四月一日“に類する事例の読みをあげてみる。
例:
「六月一日」は「うりはり、むりはり、くさか」
「八月一日」は「ほずみ、ほそみ、ほそみち、ほつむ、はっさく(八朔月)、やふみ」
「八月十五日」は「なかあき、あきなか」
「十二月一日」は「しわすだ」
皆さんの「苗字」の由来はいかがですか。
私は武光誠著『名字と日本人 祖先からのメッセージ』(文春新書 1998年)を読んでから名字の興味を持つようになりました。
では次回の最初に回答が有ります。
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