技術立国「日本」という言葉はどれほど聞いたことか判らない。 原発の安全神話と同じくらいに耳にタコが出来るほどである。 それであるのに「想定外の地震と津波」ということで、原発事故が発生してしまった。
「原発事故」は万一事故が発生してしまったら、人間が直接に介入できなくなることは充分に予測できたはずであった。
発電会社や原子力関係機関なら、スリーマイル島やチェルノブイリ事故に限らず、海外の原発事故の事例は数限りなくあるのであるから、ロボットの活用位は念頭に置いておかねばならなかったと思う。 消防自動車だけでなく、原発用の専用ロボットを開発して発電所内に設置して配置しておかねばならなかったのではなかろうかと思う。
テレビ等を見ていると時々、ロボット大会や老人などの癒やしに素晴らしい効果が有るだろうなどと報じられている。 多くの大学などでもロボット開発に取り組んでいる学者も多いと思うが、上記のような危険な分野の研究にもっと取り組んで居てほしかったと思う。
千葉工大・小柳教授考案
10日ほど前から、アメリカ企業のロボットが投入されたが、あまりにも遅い。 日本のロボット技術はどうしているのかと思っていたら、千葉工大の小柳栄次教授のロボットを投入するという新聞記事は4月20日過ぎである。 もっと早く活用していれば、いろいろ有益な情報も得られたであろうし、適切な判断もできたものであろうと思う。 あまりにも遅い。