2019年8月30日金曜日

再開します

10年間止めていましたが、再開いたします。
宜しくお願い致します。

2013年12月30日月曜日

2011年9月3日土曜日

ミドリムシからハンバーグ 食べられますか?

石垣島の培養施設

東京の本郷で始まった食糧開発。 「ミドリムシ」から作ったハンバーグやアイスクリームを食べられますか?
東京急行電鉄の三軒茶屋駅からすぐ近くに有るにある鉄鍋創作料理とワインのお店「アゲマキ」に「みどりむしハンバーガー」がメニューに有るそうだ。 東京大学の本郷に東大生御用達で知られる「山手らーめん 安庵」本郷店に「みどりラーメン」が有り、また原宿にあるソフトクリームカフェ、「パフェスタジオ」でミドリムシ入りソフトクリーム「M-59」を発売しているそうだ。 

開発者は東京大学文科3類に入学したが、農学部へ転部した。 そこで微細藻類である「ユーグレナ」を知る。
「ユーグレナeuglena」は「ミドリムシ」であり、動物的性質をもちながら、同時に植物として葉緑体を持ち光合成を行うそうである。
開発者は植物の生育は光・水・炭酸ガスによって合成されることは知っていたが、地球温暖化に起因すると言われる二酸化炭素の吸収能率に付いて、ミドリムシは桧(ヒノキ)の30倍であることを知る。 一方、将来の食糧危機の解決の一手段としてミドリムシと二酸化炭素との光合成が有効であることを確信した。
開発者・出雲充は現在31歳の若き精鋭者である。 大学卒業後、当時の東京三菱銀行へ入行するが1年で退社する。 目的は近い将来に会社を設立し、経営のための知識吸収と実務の経験のための入社だった。 
会社設立は「ユーグレナ」の培養増殖技術に成功すれば環境問題と食糧問題を同時に解決出来ると考え、2005年に会社を設立した。 会社名は株式会社『ユーグレナ』だった。 設立には親しい学友や知人と設立し、代表者になった。 東京大学から生まれたベンチャービジネスである。 

パソコンなどによるウェブ情報ではビタミン類、アミノ酸、カルシウム・鉄・亜鉛などのミネラル、魚類に多いDHAEPAなどの養分等を含み、コレステロールなどの吸着、植物繊維のような働き、消化吸収力の補強など良いこと尽くしである。 
ウェブ上では商品紹介や通信販売も行っている。 この様な情報から判断すると、戦後の食卓上に並んだ、これをかけると頭が良くなると人づてに宣伝した『味の素』に近いものではないだろうか。 先のハンバーグ、アイスクリームやラーメンも『ユーグレ』の生産品が少量添加されているのではなかろうかと思う。 
コメや小麦粉の様に空腹の腹を膨らましてくれるような食糧ではなかそうである。 これなら頭記のハンバーグもラーメンも食べられるかな。

2011年9月1日木曜日

J1 リーグ 昨年度の経営赤字化 増加


2010年度の日本のサッカーリーグの経営状況が公開された。 J1リーグの18クラブで半数の9クラブの経営が赤字である。 昨年は5クラブが経常赤字であったので赤字クラブが倍増したに近い。
1クラブ当たりの平均営業収入は303千万円であり、対前年度比8%減少した。 総入場者数は09年度の5852千人に対して、10年度は5639千人となり213千人(3.6%)減少し、入場料収入は68200万円であり、対前年2%減であった。 広告料収入は135400万円であり、対前年9%減となったことは大きく影響したであろう。

営業収入トップの浦和や3位の名古屋などが赤字なのは人件費の比率が多いことも起因しているであろう。 営業収入が20億円未満の神戸、湘南、山形の赤字脱却は厳しいと思うが、新潟、仙台は頑張っている。
J 2 リーグの19クラブ中の赤字は8クラブであり、2クラブ減少したが経営の厳しさはJ 1と同様である。
特に若者に人気が有るサッカーも景気停滞下では厳しいスポーツである。 若者に希望を持たせるという意味でも景気の回復が望まれる。

2011年8月31日水曜日

関西オープンゴルフ選手権の観客入場者数


81821日に開催された関西オープンゴルフ選手権競技は関西の名門ゴルフ場である小野ゴルフ倶楽部で開催された。 但し、最初の2日の観客者数は千人を割り、4日間の入場者数は4778人で有った。 
真夏の灼熱の期間ということも有るが、賞金総額も5000万円と平均の半分以下でもあり、石川遼のようなスター選手の欠場ということも有るのかもしれない。 

テレビで試合の様子を見ていても最近の観客数の減少が目に付く。 バブル崩壊以前は各ホールとも観客数が多かった。 

日本ゴルフトーナメント振興協会の情報によると今年の8月までのトーナメントは男子の場合、12試合数であり、総入場者数は281500人であり、1試合当たり23,450人となる。 
12試合のスポンサーからの賞金総額は144千万円である。 観客のチケット代は平均3000円と見積もると、チケット料総額は85000万円程度である。 スポンサーはゴルフ場側にも費用がかかるのであろう。 
女子は昨年より4試合少ない17試合で有り、状況は男子トーナメントと状況は殆ど同じである。

賞金総額も観客数も経済停滞には勝てないのであろう。 スポーツ界にも厳しい時代である。

2011年8月29日月曜日

甲子園・高校野球決勝戦選手の出身地


今年の甲子園で闘われた高校野球は東日本大震災によって開催も危ぶまれたが、どうにか無事終了した。
被害は少なかったが、青森県から予選を勝ち抜いた光星学園が決勝戦まで勝ち抜いたが、競合・日大三高には大差で惨敗した。 それでも青森県民や東北地方の野球ファンには大いに熱の入った応援が出来たのではなかろうか。

しかし、決勝戦が行われた3日ほど日が経つと、大会でベンチ入りした選手3人が昨年の冬休みに帰省中、飲酒したことが発覚した。 学校と高校野球連盟の処分はここでは省略するが、残念である。

しかし、不思議なのは、光星学園は青森県八戸市の高校で有るが、ナインの出身地は和歌山県と沖縄県が一人ずついるが、残り7人は全て大阪出身である。 
監督が大阪出身で、東北の大学出身であるからその影響も有ると思われるが、東北を代表するこうこうであると考えにくい。
以前聞いた話であるが、山陰の甲子園出場校は大阪や兵庫県出身の選手が多いと知った。
それに対して日大三高は東京都町田市に有り神奈川県にも近い。 ナインの内訳は東京都4人、神奈川県4人、千葉県1人であるから常識の範囲である。

甲子園出場のための高校野球予選選抜戦にも国会議員の一票格差に似た現象が有る。 島根・富山・岩手・青森県などは甲子園を目指す高校の男子学生数1000人当たり3.663.44校が予選選抜戦に参加している。
それに対して、大阪府・東京都・埼玉県などは1000人当たり1.661.77校が参加している。 すなわち、島根県などは大阪府などより、男子高校生数当たりでは出場し易さは2倍である。
大阪や東京などの選手は男子生徒当たり出場校数の多い県の私立高校などへ集団留学すれば甲子園へ出場し易いことを示している。
甲子園で勝ちぬき戦績を高めればプロ野球選手への夢も叶えられ易いということの一例が光星学園ということかも知らない。
人間形成上も高校生までは極力両親のもとで教育を受けるのが自然ではなかろうか。 主催者である朝日新聞社も再考する必要があるのではなかろうかと思う

2011年8月26日金曜日

オランダで人工肉開発にほぼ成功


415日のこのブログ『コピー食品 人造イクラと人造肉』にも掲載しているが、現在の我々の生活環境でも人工肉は流通している。 この分野に詳しい友人によると、例えば、ハンバーグの食感を高めるためには「人造肉」が添加されている場合が多いという。 但し、植物たんぱくが主体であるという。
2007年の農林水産省のデータによると牛肉1kgを得るために穀物を11kgが必要であり、穀物11kgの栽培に必要な水量は20トンであるという。 また2050年の全世界の肉の需要量は現在の2倍になるという。

考案したのは実業家のウィレム・ファン・エーレンであり、インドネシアでの日本軍の捕虜収容所で餓死寸前になった経験から、人工食肉が飢餓問題を解決できると確信したそうだ。
オランダ政府も助成している重要なプロジェクトであるとのこと。 5年以内に人工肉の流通が可能と宣言している。 特許はすでに提出済みであるというが、日本にも2009年に申請してあるようだ。

オランダのアイントホーフェン工科大学の研究者は生きた豚の細胞から小さな人工肉を作り上げた。 この研究では生きている豚の筋肉細胞を採取し、培養液で育て筋肉組織を作ることに成功したという。 筋肉細胞は動物の胎児の血液からの栄養分で増殖したそうだ。
この実験の成功は人工肉の大量生産に結びつく大きな一歩であるという。 実現すれば1頭のブタから100万頭分以上のブタ肉を作ることも可能になるという。 この実験の成功は将来的には消費のための人工肉大量生産に結びつく大きな一歩であるとのこと。 
他にも金魚の筋組織から魚肉を製造するプロジェクトもあるそうだ。 すなわち、魚肉の製造も可能であろうという。

この人工肉の人間の食用にとって最大の問題は遺伝子操作によって細胞を促成培養するための人体に対する影響であろう。 その他の現実問題としては、実際に市場に提供するには肉質の硬さや味覚など解決せねばならない問題は多いであろう。 
社会問題としては、牧畜業者、屠畜業者、食肉加工業者などの畜産関連産業に及ぼす影響が大きい。

この技術が確立されれば、今大きな問題になっている口蹄疫問題などの伝染病の心配もなくなる。
また、人工肉の約10倍の穀物、20倍の水の節減が期待できるし、人口増に伴う食料危機から解放されるとおもわれる。
この人工肉開発技術に対して、欧米社会からは期待を持って好意的に受け入れられているようである。