2011年9月3日土曜日

ミドリムシからハンバーグ 食べられますか?

石垣島の培養施設

東京の本郷で始まった食糧開発。 「ミドリムシ」から作ったハンバーグやアイスクリームを食べられますか?
東京急行電鉄の三軒茶屋駅からすぐ近くに有るにある鉄鍋創作料理とワインのお店「アゲマキ」に「みどりむしハンバーガー」がメニューに有るそうだ。 東京大学の本郷に東大生御用達で知られる「山手らーめん 安庵」本郷店に「みどりラーメン」が有り、また原宿にあるソフトクリームカフェ、「パフェスタジオ」でミドリムシ入りソフトクリーム「M-59」を発売しているそうだ。 

開発者は東京大学文科3類に入学したが、農学部へ転部した。 そこで微細藻類である「ユーグレナ」を知る。
「ユーグレナeuglena」は「ミドリムシ」であり、動物的性質をもちながら、同時に植物として葉緑体を持ち光合成を行うそうである。
開発者は植物の生育は光・水・炭酸ガスによって合成されることは知っていたが、地球温暖化に起因すると言われる二酸化炭素の吸収能率に付いて、ミドリムシは桧(ヒノキ)の30倍であることを知る。 一方、将来の食糧危機の解決の一手段としてミドリムシと二酸化炭素との光合成が有効であることを確信した。
開発者・出雲充は現在31歳の若き精鋭者である。 大学卒業後、当時の東京三菱銀行へ入行するが1年で退社する。 目的は近い将来に会社を設立し、経営のための知識吸収と実務の経験のための入社だった。 
会社設立は「ユーグレナ」の培養増殖技術に成功すれば環境問題と食糧問題を同時に解決出来ると考え、2005年に会社を設立した。 会社名は株式会社『ユーグレナ』だった。 設立には親しい学友や知人と設立し、代表者になった。 東京大学から生まれたベンチャービジネスである。 

パソコンなどによるウェブ情報ではビタミン類、アミノ酸、カルシウム・鉄・亜鉛などのミネラル、魚類に多いDHAEPAなどの養分等を含み、コレステロールなどの吸着、植物繊維のような働き、消化吸収力の補強など良いこと尽くしである。 
ウェブ上では商品紹介や通信販売も行っている。 この様な情報から判断すると、戦後の食卓上に並んだ、これをかけると頭が良くなると人づてに宣伝した『味の素』に近いものではないだろうか。 先のハンバーグ、アイスクリームやラーメンも『ユーグレ』の生産品が少量添加されているのではなかろうかと思う。 
コメや小麦粉の様に空腹の腹を膨らましてくれるような食糧ではなかそうである。 これなら頭記のハンバーグもラーメンも食べられるかな。

2011年9月1日木曜日

J1 リーグ 昨年度の経営赤字化 増加


2010年度の日本のサッカーリーグの経営状況が公開された。 J1リーグの18クラブで半数の9クラブの経営が赤字である。 昨年は5クラブが経常赤字であったので赤字クラブが倍増したに近い。
1クラブ当たりの平均営業収入は303千万円であり、対前年度比8%減少した。 総入場者数は09年度の5852千人に対して、10年度は5639千人となり213千人(3.6%)減少し、入場料収入は68200万円であり、対前年2%減であった。 広告料収入は135400万円であり、対前年9%減となったことは大きく影響したであろう。

営業収入トップの浦和や3位の名古屋などが赤字なのは人件費の比率が多いことも起因しているであろう。 営業収入が20億円未満の神戸、湘南、山形の赤字脱却は厳しいと思うが、新潟、仙台は頑張っている。
J 2 リーグの19クラブ中の赤字は8クラブであり、2クラブ減少したが経営の厳しさはJ 1と同様である。
特に若者に人気が有るサッカーも景気停滞下では厳しいスポーツである。 若者に希望を持たせるという意味でも景気の回復が望まれる。